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基準地価 24年連続下落 住宅地、太田が24年ぶりプラス 群馬

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基準地価 24年連続下落 住宅地、太田が24年ぶりプラス 群馬

 平成28年の県内平均基準地価は1平方メートル当たり3万7200円(対前年変動率0・9%減)となり、24年連続で下落したことが20日、県の調査(7月1日現在)でわかった。ただ、県内景気の緩やかな回復で、5年連続で下落率は縮小した。変動率がプラスになった地点は34地点から43地点に増加した。住宅地は太田市が24年ぶりにプラスとなり、商業地では高崎市が24年ぶりにプラスになった。(久保まりな)

 調査は住宅地278地点、商業地93地点、工業地13地点、林地13地点の計397地点で行われた。今回発表された地価は、今後の土地取引価格の指標となり、平均変動率は前年も調査した地点を基準に算出している。

 土地用途別の1平方メートル当たりの平均価格は、住宅地3万500円(対前年変動率1%減)▽商業地5万9200円(同0・6%減)▽工業地2万1300円(同1・3%減)-といずれも減少した。だが、平均変動率の推移をみると、住宅地では25年がマイナス3・8%、26年同2・2%、27年同1・4%、商業地では25年同4・1%、26年同2・3%、27年同1・1%と年々減少幅は縮小、改善傾向にある。

 住宅地では、居住環境の優れた地域や利便性のいい地域で需要は回復しており、高崎市と伊勢崎市でプラス地点が前年より増加したほか、前橋市と太田市では前年と同数のプラス地点数を維持。特に、太田市の変動率はプラス0・2%で、市部の平均変動率がプラスになったのは10年の渋川市以来18年ぶり。変動率が最も高かったのは3・4%で「高崎市上中居町字西屋敷182番3」(8万1500円)と「太田市南矢島町56-1(甲)」(4万8900円)だった。

 市町村別の平均価格の順位は(1)前橋市4万7千円▽(2)高崎市4万5400円▽(3)太田市3万5400円▽(4)館林市3万4300円▽(5)玉村町3万3600円-だった。

 商業地は、高崎市でプラス地点が3地点から6地点に増え、太田市でも太田駅南口再開発により需要が安定的に推移している。変動率がプラスになったのは両市の14地点で、変動率が最も高かったのは「高崎市岩押町19-3」の5・0%(14万7千円)だった。

 市町村別にみると、平均価格が高い順に(1)高崎市10万2千円▽(2)草津町8万3400円▽(3)前橋市7万5千円▽(4)太田市5万5500円▽(5)吉岡町5万4400円-となった。

 全用途の最高価格地点は、商業地の「高崎市檜物町162」で21万4千円。住宅地の最高価格地点は「高崎市柳川町146番4」の9万9千円だった。