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さいたま地裁 介護疲れで母親殺害の被告、心神耗弱認め猶予判決

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さいたま地裁 介護疲れで母親殺害の被告、心神耗弱認め猶予判決

 川口市で平成27年10月、介護疲れから母親=当時(67)=を絞殺したとして、殺人などの罪に問われた同市元郷の無職、五十嵐由紀被告(41)の裁判員裁判判決公判が20日、さいたま地裁で開かれ、守下実裁判長は五十嵐被告に心神耗弱を認め、懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 判決で守下裁判長は「突発的な犯行だが、強固な殺意が認められる」と指摘。その上で「介護していた母親の痛みを取り除く動機で殺意を抱くのは正常な心理として説明できない。鬱病の影響があった」と心神耗弱を認めた。弁護側が主張した「心神喪失」については「介護から解放されたいという動機など、正常な心理として理解できる部分もある」として退けた。

 判決によると、同年10月25日、五十嵐被告が自宅で介護していた母親の首を両手で絞めるなどし、窒息死させたとしている。