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CO2排出量「見える化」 福井県などアプリ開発

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CO2排出量「見える化」 福井県などアプリ開発

 県は、県地球温暖化防止活動推進センターなどと共同で、人の移動に伴う二酸化炭素の排出量を「見える化」するiPhone(アイフォーン)用アプリ「カーボントラッカー」を開発し実証実験を始めた。移動手段と距離のデータをもとに、二酸化炭素の排出量をグラフで表示する。今月30日まで1500人程度のアプリ利用の参加者を募集。来年2月28日まで実験を行い、精度などを検証する。

 自家用車による移動が多い県内で、移動手段の見直しなどによる二酸化炭素削減のきっかけにするのが狙い。

 アプリは、GPS(衛星利用測位システム)とスマートフォン内蔵の加速度センサーを使って、アプリをダウンロードした人の移動のスピードなどに応じて、自動車、バス、電車、自転車、徒歩の各種類を自動で判別。自転車と徒歩の二酸化炭素排出量をゼロとして交通手段ごとに排出量が移動距離に合わせて表示される。1日、1カ月の単位で排出量を表示。アプリ利用者の1キロあたりの排出量ランキングもみられる。

 アプリは昨年11月に試作品をつくり、100人ほどで試験を実施。交通手段の判別機能の精度は70%だったが、今回は80~90%に高めるため実証実験を行い、アンケートもとって精度を上げる。また、1500人程度(年齢不問)の参加者の移動データをもとに「高齢者にやさしいまちづくり」など低炭素のまちづくりや交通網の改善に生かす考えだ。アプリはApp Store(アップストア)からダウンロードする。