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さしま茶、ニジェールに輸出 アフリカへ販路拡大期待

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さしま茶、ニジェールに輸出 アフリカへ販路拡大期待

 県西地区特産の「さしま茶」の生産者らでつくる「さしま茶協会」(石山嘉之会長)が、西アフリカのニジェールに茶葉を輸出することになった。同国への支援に取り組む一般社団法人「コモン・ニジェール」(守谷市、福田英子代表理事)と連携して行う。今回の試みが順調にいけば、関係者はアフリカの近隣諸国にも輸出を広げたい考えで、販路拡大に期待している。(篠崎理)

 福田さんは夫の仕事の関係でニジェールと縁があり、コモン・ニジェールでは、太陽光ランタンの寄贈や、読み書きの基本を教える「寺子屋」事業などの支援を行っている。

 福田さんによると、ニジェールには食後などにお茶を飲む習慣があるが、流通しているのは中国産の緑茶という。福田さんらの「安心でおいしい日本のお茶を飲んでもらいたい」との強い思いから、プロジェクトは動き出した。

 さしま茶協会では、現地の好みに合わせて、温度を高め、乾燥時間を長くし、香りの強い茶葉に仕上げた。約500キロを輸出し、10月中旬には現地の店頭に並ぶという。

 現地で販売にあたるイロ・カザ・イブラヒムさんは「味はまろやかで渋みと苦みがちょうどいい。現地では砂糖を入れて飲むが、中国産より砂糖が少なくてもおいしい」と太鼓判を押す。

 パッケージには、さしま茶のロゴを入れ、同国の公用語であるフランス語で「日本の緑茶」を意味する商品名にした。

 福田さんらは、モロッコやソマリアなどアフリカの近隣諸国への輸出も視野に入れる。さしま茶協会は「国内に対しては、海外への輸出をPRしたい」としている。