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ごみ焼却CO2で藻類培養 佐賀市、きょう施設稼働

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ごみ焼却CO2で藻類培養 佐賀市、きょう施設稼働

二酸化炭素を回収する設備 二酸化炭素を回収する設備

 佐賀市の清掃工場(高木瀬町)で26日、ごみ焼却時に発生する二酸化炭素(CO2)を回収し、藻類の培養などに活用する施設が、稼働を始める。1日あたり約200トン発生するCO2のうち、約10トンを回収、販売する。

 佐賀市は平成25年10月、清掃工場の排ガスから、CO2を回収する実験を始めた。高濃度のCO2を使うことで、植物の光合成が促進され、生育がよくなったという。翌26年6月、市内の藻類培養業のアルビータと、CO2の利用で合意し、本格的な回収施設建設に着手した。

 アルビータは市から購入したCO2を、ヘマトコッカスと呼ばれる藻類の培養に利用する。この藻類からは、化粧品などの原料となるアスタキサンチンが取れるという。

 市バイオマス産業都市推進課の担当者は「従来の廃熱利用に加え、CO2の回収により環境に配慮した清掃工場になる。新産業として育成を目指したい」と語った。