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小江戸川越七福神の7寺に水琴窟 日本の文化、癒やしの音色楽しんで 埼玉

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小江戸川越七福神の7寺に水琴窟 日本の文化、癒やしの音色楽しんで 埼玉

 小江戸川越七福神めぐりの舞台となる川越市の妙善寺など7寺の境内に水琴窟が設置された。外国人観光客が増える中、日本の文化として癒やしの音色を楽しんでもらおうと、同七福神めぐりが今年で開場30周年を迎えたことを機に、同七福神霊場会などで作る記念事業実行委員会が企画した。

 水琴窟は逆さにして地中に埋めた甕(かめ)の底面にたまった水に水滴が落ち、琴に似た音色が甕の空洞に反響する。江戸時代に考案され、日本庭園の設備などとして広まったとされる。

 設置されたのは、毘沙門天の妙善寺▽寿老人の天然寺▽大黒天の喜多院▽恵比須天の成田山川越別院▽福禄寿神の蓮馨寺▽布袋尊の見立寺▽弁財天の妙昌寺。甕の大きさや設置場所などの違いにより、水琴窟の音色はそれぞれ異なっているという。

 同七福神めぐりは昭和61年正月、地域振興などを目的に開場。推計で年間約5万人が訪れるなど定着したが、参拝者は正月と2月に集中しており、新たな魅力づくりを模索していた。

 30周年記念事業としてはほかに、外国人観光客向けに4カ国語(日英中韓)対応の同七福神めぐりのスマートフォンサイトを作製し、同霊場会サイトの英語対応なども行った。

 同霊場会専務理事の石川昭広天然寺住職は「水琴窟は寺によって地上に設置したり、聴音管で聞いたり、スピーカーで流すなどさまざま。『小江戸川越7つの音風景』として癒やしの音を楽しんで」と話している。