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ベトナムから観光客呼び込め! J2水戸・グエン選手人気に期待

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ベトナムから観光客呼び込め! J2水戸・グエン選手人気に期待

 茨城交通(水戸市袴塚)などは30日~8月3日の日程で、ベトナム航空が運航するチャーター便を利用して、J2水戸ホーリーホックの試合を観戦する観光ツアーを実施する。今年水戸に加入したベトナム代表FW、グエン・コンフォン選手(21)の人気を生かし、経済成長の続く同国から観光客を呼び込みたい考えだ。今回のツアーの盛り上がりによっては第2弾も検討する。(上村茉由)

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 「グエン選手の加入は反響が非常に大きく、ベトナムでのホーリーホックの知名度は向上している。県の発展や国際交流に貢献できるのではないか」

 J2水戸の沼田邦郎社長は水戸市立サッカー・ラグビー場(水戸市河和田町)で行った記者会見で、そう力を込めた。グエン選手も「茨城とベトナムの架け橋として活躍したい。(観戦ツアーに組み込まれている)試合にも出てチームに貢献したい」と意気込みを語った。

 ツアーは、県や茨城交通、日本貿易振興機構(ジェトロ)茨城貿易情報センターと、J2水戸が協力して企画した。ツアー客は30日未明にハノイを出発し、茨城空港に到着。31日にケーズデンキスタジアム水戸(水戸市小吹町)で行われるツエーゲン金沢戦を観戦するほか、国営ひたち海浜公園や偕楽園など県内の観光地を回り、3日の便で帰国する。

 富裕層をターゲットにしており、販売価格は日本円で約14万円。約70人が参加する。茨城交通の任田正史社長は「茨城県とベトナムとの関係強化のきっかけになれば」と話す。

 グエン選手は「ベトナムのメッシ」と呼ばれ、同国で絶大な人気を誇る。今年1月から1年間の期限付きで水戸に移籍した。フェイスブックのフォロワーが160万人を超えるなど、もはや「社会現象」(沼田社長)。その影響力を期待され、3月には「いばらきベトナム交流大使」に任命された。

 県はこれまで同国と農業分野を軸とした経済交流を行ってきた。今後、関係が一層強化され、交流人口が増加することを期待している。そのために、グエン選手が果たす役割は決して小さくない。