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『永遠の武士道』日本精神を解説 日本会議熊本理事長の多久氏が新著

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『永遠の武士道』日本精神を解説 日本会議熊本理事長の多久氏が新著

『永遠の武士道 語り伝えたい日本人の生き方』を出版した多久善郎氏 『永遠の武士道 語り伝えたい日本人の生き方』を出版した多久善郎氏

 日本会議熊本の多久善郎理事長(62)=熊本県合志市=が四十数年来、生き方の規範として探究してきた「武士道」について、分かりやすく解説した『永遠の武士道 語り伝えたい日本人の生き方』を出版した。(谷田智恒)

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 多久氏は熊本市生まれで、県立済々黌高を卒業した。九州大工学部在学中に「陽明学」と出会った。陽明学は儒教の一派で、行動・実践を重視する。幕末には、多くの維新志士が影響を受けた。

 前著『先哲に学ぶ行動哲学 知行合一を実践した日本人』は、陽明学の流れから日本人の生き方をたどった。

 多久氏は陽明学を通じて、日本の武士道に傾倒した。

 『永遠の武士道 語り伝えたい日本人の生き方』は、日本青年協議会の機関誌「祖国と青年」で平成24年4月~今年3月までの連載に加筆修正した。

 同書は「武士道古典の言葉」「幕末激動期の武士道」「明治の武士道」「大東亜戦争と武士道」の4章構成。熊本ゆかりの剣豪、宮本武蔵からさきの戦争を戦った英霊まで、多久氏が生涯の指針としてきた143の言葉を紹介する。

 「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」(宮本武蔵「五輪書」)や「我身を以て太平洋の防波堤たらん」(サイパン守備隊の誓いの言葉)などを取り上げている。

 多久氏は「学生時代から40年以上学び、調査してきた素晴らしい日本人の言葉を選び出し、語り継ぎたいと思った生き方をまとめた。日本には素晴らしい精神の系譜が存在しており、本書を通じ感銘を受けた言葉を自らの生き方に反映させてほしい」と述べた。

 多久氏は、明治維新や日本近世史の研究も続け、現在は日本協議会理事長や、北朝鮮による拉致被害者と家族の支援団体「救う会熊本」の副会長を務める。

 同書は四六判の単行本で320ページ。定価は税別1800円。問い合わせは発行元の明成社(電)03・3412・2871。