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【参院選 群馬】投票時間、9割繰り上げ 立会人の負担や安全考慮

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【参院選 群馬】
投票時間、9割繰り上げ 立会人の負担や安全考慮

 10日投開票の参院選で、県内の投票所935カ所のうち、90・48%にあたる846カ所で投票時間を繰り上げることが、県選挙管理委員会のまとめで分かった。公職選挙法では原則午後8時までと定められているが、多数の市町村が1~3時間早める。今回は選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられて初の選挙。これまでも県選管が市町村選管に繰り上げしないよう呼びかけてきたが効果はみられなかった。

 公職選挙法では、特別な事情がある場合に限り、各自治体の判断で投票時間を最大4時間繰り上げることができる。

 今回の参院選では、渋川、富岡、下仁田、榛東、上野など11市町村の計256カ所が午後6時までに投票を終了するほか、前橋、高崎など16市町村の計590カ所が7時までとなっている。

 原則通り午後8時まで行うのは吉岡、みなかみ、玉村、板倉、明和、千代田、大泉、邑楽の8町計89カ所。このうち、吉岡、玉村、大泉の3町は平成27年の知事選から繰り上げを取り止め、板倉、明和、千代田、邑楽の4町は選挙権年齢が引き下げられた今回から7時から8時に戻した。

 県選管は、各市町村選管が繰り上げる理由を、「日没が早く投票者の安全確保のため」「立会人の負担を減らすため」「投票者数が少ない」などと説明する。

 平成26年の衆院選では投票所941カ所のうち、午後8時まで行ったのは、みなかみ町の9カ所だけで、投票時間を変更した投票所の割合は、福島県の100%に次いで本県は全国で2番目に高かったという。

 県選管は、「市町村の判断なので強制することはできないが、午後8時まで行うのが原則。山間部は地域独特の事情もあるが、平野部では特別な事情にあたるか市町村選管に再考を要請したい」としている。