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【参院選候補者の横顔 群馬】(2)安永陽氏(68)幸新

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【参院選候補者の横顔 群馬】
(2)安永陽氏(68)幸新

 ■三島に学んだ国憂う気持ち

 参院選に出馬するのは今回で2回目。3年前も群馬選挙区から立候補した。出身は山口県だが、「群馬は風土が故郷に似ている」と話し、「群馬に骨を埋めるつもりだ」と覚悟を示す。

 これまで群馬に縁がなかったわけではない。高校卒業後に陸上自衛隊に入り、相馬原駐屯地(榛東村)で訓練したこともある。理想の人物は故郷の吉田松陰、そして群馬の初代県令、楫取素彦だ。

 松陰をはっきりと理想像として意識するようになったのには、作家の三島由紀夫との出会いがある。三島が「楯の会」を結成して陸自の富士駐屯地(静岡)に体験入隊した際、三島のかばん持ちをした。そのときに三島から吉田松陰の話を聞き、国を憂う気持ちに感銘を受けた。

 その後、東京都庁に入庁し、労働組合運動に参画した。幸福実現党の母体となっている幸福の科学に入ったのは平成3年だ。

 自衛隊経験もあって、国防の話になると、自然と熱が入る。「私は憲法9条さえ守っていれば、相手は侵略してこないなんてことを言う能天気な平和主義者ではない」と語り、憲法改正の必要性を強く主張する。

 現在は高崎市に居を移し、妻と2人暮らし。高崎ではタクシー運転手のアルバイトも経験した。好きな言葉は「初心忘るべからず」と「至誠」。

 暑い中での選挙戦だが、「自衛隊で鍛えた蓄積が残っている」と体力には自信があり、最終日まで駆け抜けるつもりだ。