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【東秩父物語(2)】無形文化遺産「細川紙」 人の心を「手漉き」に込めて

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【東秩父物語(2)】
無形文化遺産「細川紙」 人の心を「手漉き」に込めて

工房最年少の奥村紗希さん(右)と鷹野禎三さん 工房最年少の奥村紗希さん(右)と鷹野禎三さん

 手漉(す)きのチャプ、チャプという水の音が、ひんやりとした工房の中に響く。東秩父村御堂の「紙工房たかの」で、鷹野禎三さん(81)に会った。一昨年11月、細川紙が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたとき、細川紙技術者協会の会長として歓喜の中心にいた人だ。

 「仕事は1年半前より、むしろ今になって増えてきているね。昔は大手の問屋さんが相手だったが、今は使いたい人から『こんな製本をやりたいが、こういう紙はないか』という問い合わせが来る。細川紙が浸透してきたんじゃないか」

 そう笑みを見せた。

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