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国際科学コンテスト「機械工学」で世界一 市立千葉の市毛さん

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国際科学コンテスト「機械工学」で世界一 市立千葉の市毛さん

 「科学のオリンピック」とも呼ばれる世界最大の科学コンテスト「インテル国際学生科学技術フェア」の今年の大会で、千葉市立千葉高校(稲毛区小仲台)理数科3年、市毛貴大さん(18)が、機械工学部門で最優秀賞を受賞し世界一となった。市毛さんは「しっかり質問内容を聞き、相手の目を見て答えることを心がけた。親にいい結果を報告できてうれしい」と喜びを語った。

 同コンテストは科学水準の向上のため、世界の高校生が集まり競う。毎年5月に米国の都市で開催されており、67回目の今年は77の国・地域の計1760人を集めてアリゾナ州フェニックスで開催された。市毛さんはほかの部門でも上位入賞を果たした。

 審査は、ブースにパネルなどを用意して審査員に説明し、質問に答える形式で行われた。市毛さんの発表内容は「省電力制御」。研究開発したモーターの省エネ性が評価された。審査で世の中に役に立つ点を問われた市毛さんは、「モーターを交換するだけで、簡単に消費電力を制限できること」と答えたという。

 市毛さんは大会出場を目指し、昨年の夏休みは1日16時間をデータ取りなどの研究に費やしたという。走ることが好きで陸上部にも所属しており、5月に表敬訪問を受けた千葉市の志村修教育長は「文武両道」とほめたたえた。

 市毛さんは昨年も「回転安定化」をテーマに参加し、4等だった。同じ昨年には、国内大会の「第13回高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」でも文部科学大臣賞を受賞した。

 「小さい頃から物づくりが好きで、小学校低学年のとき、タイヤにモーターがある電気自動車の構造に興味を持った」という市毛さんは、「工学系の大学に進み、自動車エンジニアになりたい。愛着を持てる電気自動車をつくり、地球温暖化の改善に役立てたい」と将来の夢を語った。