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移動支援ロボで乗車 つくば市、TXで実験開始 高齢社会へ高まるニーズ 茨城

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移動支援ロボで乗車 つくば市、TXで実験開始 高齢社会へ高まるニーズ 茨城

 つくば市は29日、つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道の協力を得て、TXを利用した搭乗型移動支援ロボット(モビリティロボット)の乗車実験をスタートさせた。乗車時の安全性や障害者らの移動手段としての有効性などを検証する。近未来の交通体系の実現に向け、実験は着々と進んでいるようだ。(海老原由紀)

 実験では、行きたい方向に重心を傾けると移動できる立ち乗り型電動二輪車「セグウェイ」のほか、セグウェイの技術を取り入れた車椅子型モビリティ「Genny(ジェニー)2・0」を使用。

 この日は、車椅子を止めるスペースがある車両を乗り降りし、TX研究学園-つくば駅間を往復した。セグウェイは手で押しながらスムーズに移動することができた。ジェニーは車椅子が乗り込む際に使う渡り板を使わずに、乗り降りすることができた。

 ジェニーで公道の走行実験をしているセグウェイジャパン(横浜市)の秋元大マーケティング部部長(43)は「心配なく乗り降りできた。揺れは大きかったが、今後、実験を繰り返してどのように乗ればよいのかも検証していきたい」と語った。

 市原健一市長は「鉄道にモビリティロボットが乗車できることは、大きなステップアップだ」と強調した。

 市は平成28年度に実験区間をみどりの-つくば駅間とし、同年度以降は全区間(秋葉原-つくば駅)にする計画だ。順調に進めば、実験に使うモビリティロボットの種類を増やし、秋ごろに市民を対象にしたモニターを募集する予定。

 モビリティロボットは今後、低炭素社会の実現や、高齢化社会での課題解決に向け、ニーズが高まることが予想される。つくば市は23年に国からモビリティロボット実験特区に認定されている。