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忍者ポーズに落ち着き効果!? 三重大・小森教授が比較実験

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忍者ポーズに落ち着き効果!? 三重大・小森教授が比較実験

 五郎丸ポーズに落ち着き効果!? 三重大医学部の小森照久教授(精神医学)が、忍者が手を合わせて呪文を唱える「印」をした際の脳波や心拍数を調べたところ、ストレスが緩和され、落ち着いた状態になっていることが分かった。

 印は「臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前」と、九つの言葉を唱えながら、指や手のひらを合わせること。敵地に赴くときや任務完了時に印を結ぶ習慣があったという。

 ストレスを研究する小森教授は昨年12月から3カ月間、忍術の修業を経験した5人と、未経験の10人に、それぞれ足し算を30分間繰り返させストレスを与えた後に脳波などを測った。

 経験者と未経験者の比較では、経験者の方がリラックスした際に検出される脳波や副交感神経の働きが活性化。経験者が印を結んだ場合と結ばなかった場合でも、結んだ方にその傾向が表れた。

 小森教授は「一般的なリラックスと異なり、集中力も維持されている。闘いに適した状態」とし、「ストレス社会に生きる現代人に応用できるかも」と話す。

 印をめぐっては、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手がキック前に似たポーズを取ることで知られ、小森教授は「共通点があるかも。ぜひ、一度脳波を調べてみたい」としている。

 分析結果や実験時の映像は7~10月、日本科学未来館(東京都)で開かれる企画展「The NINJA-忍者ってナンジャ!?-」で展示される。