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そごう柏、9月末閉店 「思い出の場所」「経済牽引」 地域衰退に懸念 千葉

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そごう柏、9月末閉店 「思い出の場所」「経済牽引」 地域衰退に懸念 千葉

そごう柏店=千葉県柏市 そごう柏店=千葉県柏市

 「信じられない」「寂しい」。柏のシンボルとしてJR柏駅前にそびえる、そごう柏店(柏市柏)の灯が9月末で消えることになった。閉店で売り場面積約3万2千平方メートルを誇る建物はどうなるのか、柏が衰退するきっかけになるのではないかなど市民の不安は大きい。かつて船橋、木更津、茂原にも店を構えたそごう。柏店の閉店で県内では千葉店(千葉市中央区)だけになる。(江田隆一)

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 柏店は昭和48年10月10日、グループで6店目、県内では千葉店に続く2店目のデパートとして開業。ゴシック風の窓が連なり、「みどりのまちにお城のような百貨店」(当時のキャッチフレーズ)が自慢で、高層建築が少ないこの時代には圧倒的な威容を誇った。

 約1時間で1周する最上階(14階)の回転レストランからは筑波山から富士山までが遮る物なく眺められ、これを目的に県外からも多くの人が訪れた。柏のランドマークとしての存在にとどまらず、その後各地に積極展開する先駆けになった店舗だった。

 かつては柏駅西口の柏高島屋と競い、にぎわいを見せていたが、そごうが経営破綻した平成12年以降売り上げが急激に落ち込み、18年は大幅な減収減益となり、翌19年に赤字に転落した。店では不振の理由に、郊外大型店の進出やライバル店の増床を挙げている。

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