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【2020神奈川】マラソン選手と園児触れ合い 知って!!エリトリア 県など交流事業を本格化

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【2020神奈川】
マラソン選手と園児触れ合い 知って!!エリトリア 県など交流事業を本格化

 県などは23日、県内で2020(平成32)年の東京五輪・パラリンピックの事前キャンプを行う北東アフリカのエリトリアとの交流事業「SKY(スカイ)プロジェクト」の本格展開を始めた。同日には第1弾として、北京、ロンドン両五輪男子マラソンに出場したヤレド・アスメロン選手(36)と幼稚園児らとの交流イベントを開催。今後も同様の交流やエリトリアのPR発信を行っていく。(古川有希)

 ヤレド選手はこの日、県内2カ所の幼稚園や保育園を訪問。このうち、横浜市青葉区の星槎グループ・青葉台幼稚園と青葉台保育園では、園児ら一人一人と笑顔でハイタッチしたり、一緒に校庭を走ったりと触れ合いを楽しんだ。

 ヤレド選手は「真面目に練習を続ければ、将来はスポーツか、それ以外の分野でもみんなチャンピオンになれるよ」と園児らにエールを送った。青葉台幼稚園の天川知花ちゃん(5)は「ヤレド選手に抜かれたけど楽しかった。走るのを頑張りたいな」と話していた。

 ヤレド選手がマラソン競技を本格的に始めたのは24歳。マラソン選手としては遅咲きだが、2011年には2時間7分27秒のエリトリア記録をたたき出すなど長年にわたって同国のトップ選手として君臨してきた。今夏のリオデジャネイロ五輪でも3度目の代表入りを目指し、代表選考レースの一つとなる5月のチェコ・プラハマラソンに照準を合わせて練習を続けている。

 ヤレド選手によると、エリトリアの首都、アスマラは標高約2300メートルの高地に位置し、長距離練習に向いているという。昨年の世界陸上男子マラソンでは同国のギルメイ・ゲブレスラシエ選手が初優勝しており、ヤレド選手は「才能あふれる若い選手が育ってきて、世界でも活躍している」と語る。

 「互いを尊敬し合い、勤勉な日本人が大好き」というヤレド選手。40歳で迎える東京五輪は「(出たいという)気持ちはあるが、体の調子次第だね」と明言を避けたが、「神奈川での事前キャンプが楽しみ」と大きな目を輝かせた。