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山形県警、全国初 免許返納、全交番・駐在所で 高齢者の負担減、交通事故抑止

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山形県警、全国初 免許返納、全交番・駐在所で 高齢者の負担減、交通事故抑止

 県警は、県内すべての交番と駐在所(計152カ所)で3月1日から運転免許証の自主返納手続きを受け付ける。管内すべての交番と駐在所に窓口を設置するのは全国初。

 これまで運転免許証の自主返納は、県内14の警察署と県総合交通安全センター(天童市)に限り、受け付けていた。交番と駐在所という身近な場所に窓口を設置することで、自主返納の負担を減らし、増加する高齢者の交通事故抑制につなげる狙いもある。

 受付時間は平日午前9時~午後3時。住所を管轄する交番や駐在所に電話で事前申し込みが必要。これまでは受け付けていなかった日曜日も同センターに限り、電話の事前申し込みがあれば午後2~3時に対応する。

 また、本人が入院中などで来所できないケースでは、警察署と同センターで平日に限り、委任状などを持参した代理人による申請も受け付ける。

 同センターによると、福島や沖縄など全国12県で一部の交番や駐在所が免許証の自主返納を受け付けている例はあるが、管内全域で実施するケースは山形県が初めてという。

 昨年、県内で発生した交通事故6446件のうち、65歳以上の高齢者による事故は21%を占め、割合も年々増加。高齢者の自主返納も2年前から倍増しており、同センターは「運転に不安を感じる高齢者は増えている。窓口を増やして負担を減らしたい」と話している。