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暮らしの手助けは有償ボランティアで 大阪市内に拠点

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暮らしの手助けは有償ボランティアで 大阪市内に拠点

 高齢者の買い物の代行や急病時の食事など、日常生活の中のちょっとした困りごとを助け合うボランティアの拠点「ひとしごと館」が1日、大阪市浪速区にオープンした。「手助けを求める人」を「得意なことで誰かの役に立ちたい人」がサポートする取り組みで、同区から委託されたNPO法人「コトハナ」(同市住之江区)が運営。会員相互の親睦を図りながら、新たなコミュニティーづくりを目指す。

 単身世帯が多く暮らす同区は人口の流動が激しく、地域コミュニティーが根付きにくいなど、住民同士のつながりが希薄になりがちだ。そこで、町づくりや地域プロジェクトなどを手掛ける同法人が、資格や特技を持ちながら生かす機会がない定年退職後のシニアや子育て中の主婦らに注目。「壊れた家具を日曜大工で直してほしい」や「外出時の子守を頼みたい」などのニーズに対して有償ボランティアとして派遣する。

 同館は市営地下鉄大国町駅近くの空き店舗に開設。広さ約30平方メートルで、壁面には料理やカメラ、マッサージなどの特技や得意なことなどを記した写真入りのカードがずらりと並ぶ。

 困りごとを依頼する「利用会員」と、仕事を受ける「活動会員」ともに登録が必要で、依頼1件につき1時間1000円が基本料金となる。うち500円を活動会員に支払い、残りは施設の運営費などに充てられる。4月以降は月会費500円、活動会員はさらに入会金3千円が必要。

 開館は月、水、土曜の午前10時~午後5時。問い合わせは同館(電)06・6710・9130。