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武将気分で中将棋 大阪・島本で教室

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武将気分で中将棋 大阪・島本で教室

 戦国武将が好んだゲーム「中将棋」に親しむ教室が30日、将棋の駒ゆかりの地といわれる大阪府島本町のふれあいセンターで開かれ、子供たちが難しいルールをものともせず、駒のやりとりを楽しんだ。

 中将棋は、縦横12マスの計144マスの将棋盤を使用。通常の将棋は40駒だが、中将棋は2倍以上の92駒を使って戦う。相手の王将(玉)を詰み(捕獲)にして勝利となるが、いったん取った駒は再活用できない。王将より強い駒もあり、奥の深い戦略を要するゲームで徳川家康らが戦陣の合間に遊んだとされる。

 教室では、日本中将棋連盟の職員らが歴史や駒の並べ方、ルールなどを説明。参加者らはさっそく駒を並べて対局した。複雑なルールに四苦八苦する大人を横目に、子供たちはのみ込みが早く、町立第1小5年、松浦隆真(りゅうま)君(10)は「駒が多く、考えることがたくさんあるところが面白い」と話していた。

 将棋駒のルーツといわれる「水無瀬(みなせ)駒」は、同町の水無瀬神宮宮司を務める水無瀬家に400年以上前から伝わる。安土桃山時代の公家で能筆家、水無瀬兼成(かねなり)が銘を書いた駒は、皇族や貴族、家康ら武将らに納められたといわれる。