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淡路島-関空の定期航路復活を 「瀬戸内海 島めぐり協会」発足

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淡路島-関空の定期航路復活を 「瀬戸内海 島めぐり協会」発足

「瀬戸内海 島めぐり協会」の第1回理事会であいさつする会長の中西進氏=淡路市野島蟇浦

 増加する外国人観光客をターゲットに淡路島内の観光関係者らが、平成19年に休止となった淡路島と関西国際空港を結ぶ定期航路の復活を目指して活動を始めた。一般社団法人「瀬戸内海 島めぐり協会」を立ち上げて来春、試験運航を行う。

 同協会はインバウンド(訪日外国人)を淡路島内や瀬戸内海へ誘導することなどを目指して今年10月に発足。会長に国文学者の中西進氏、副会長に明石市と淡路市を結ぶ航路「淡路ジェノバライン」社長の吉村静穂氏、海洋冒険家の堀江謙一氏が就任している。

 計画では来春、来島予定の外国人観光客を対象にジェノバラインの船舶で試験運航を実施し、内容を吟味しながら定期航路復活へ向けた判断材料にする。180人乗りと65人乗りの船舶2隻を準備しているという。今月25日に淡路市内で開かれた第1回理事会などで明らかにされた。

 淡路島と関空間の航路は津名港や洲本港で運航されていたが、高速バスに押されるなど採算ラインに届かなかったため、19年に高速船「洲本パールライン」が休止された。パールラインの所要時間は約50分で、洲本市と関空間を結ぶ高速バス路線(約2時間)の半分程度で済んでいた。

 吉村社長は「インバウンドにより(パールラインの時と違って)流れは変わってきており、採算は取れるものと見込んでいる」と語り、定期航路復活に向けて強気の姿勢をみせた。

 淡路島への航路をめぐっては、大阪府岬町も同町の深日(ふけ)港と洲本港を結ぶ航路の復活を目指して活動を進めている。