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小豆島「お猿の国」申年控え“新政権” ボスザル「トラ」襲名、200匹率いる 香川

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小豆島「お猿の国」申年控え“新政権” ボスザル「トラ」襲名、200匹率いる 香川

 約500匹の野生のサルが住む小豆島(香川県)の観光スポット「銚子渓自然動物園『お猿の国』」(土庄町肥土山)で、B群のボスザルが5年ぶりに交代、2位の「サブ」(雄、推定18歳)が新ボスの「トラ」に就任した。来年のえと「申(さる)」を迎える前の“新政権”誕生に、同園では多くの観光客の訪れを期待している。

 同園は一帯に生息する野生ザルを餌付けしており、A群に約300匹、B群に約200匹がいる。歴代、A群のボスは「団十郎」、B群のボスは「トラ」という名で呼ばれている。

 同園によると、これまでB群のボスだったトラ(雄、推定20歳)が約2週間前に後ろ足を負傷し、今月13日には自らエサを食べられないほどに衰弱。その後、姿が見えなくなり、周辺を捜索したが発見できなかったという。

 飼育員の西尾昭弘さん(60)は「回復して戻って来ることもあるため期待もしていたが、自然の厳しさに加え、カラスやトンビが上空を舞う様子などの観察経過などから、死んでしまったと判断した」と話している。

 同園では平成4年までは歴代、B群のボスは「ヒトラー」と呼んでいたが、平和なイメージの小豆島にふさわしくないボス名だとして、現在では「トラ」と呼んでいる。新たなトラは穏やかな性格で、これからB群の新リーダーとして約200匹の群れを率いることになった。

 同園では前回の申年にデビューした「ミミ」と「アイ」(ともに雌、推定15歳)が毎日、定期観光バスの到着に合わせ、午前と午後にモンキーショーを披露するなど注目を集めている。

 西尾さんは「新しいボスやショーを多くの人に楽しんでほしい」とPRしている。