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イスラム教徒の誘客狙いふくおかFGが熊本城など体験ツアー

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イスラム教徒の誘客狙いふくおかFGが熊本城など体験ツアー

着物を体験するインドネシアの旅行会社関係者ら。「きれい」と大喜びだった

 ふくおかフィナンシャルグループ(FG)が招いたインドネシアの旅行会社やメディア関係者らの一行11人が2日、熊本県を訪れ、熊本城や阿蘇など九州を代表する観光スポットを堪能した。世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシアの関係者に、九州の観光地を広くPRし、イスラム教徒の誘客につなげる狙いがある。

 ツアーは「インドネシア・九州インバウンドプロジェクト」と銘打ち、ふくおかFGと福岡、熊本、長崎3県、JR九州、西日本鉄道が共催した。

 福岡県朝倉市の原鶴温泉から熊本入りした一行は、午前中、熊本市国際交流会館で着物の着付けを体験した。着物姿で熊本城を見学し、日本文化に親しんだ。午後からは市内のホテルで県や市の関係者も交えた交流会に参加し、その後、阿蘇の大自然も満喫した。

 インドネシアは人口2億3千万人の9割がイスラム教徒で、世界最大のイスラム国家と呼ばれる。観光などさまざまな面で、このインドネシア市場は注目されている。

 ふくおかFG傘下の福岡銀行は、平成23年にシンガポールに駐在員事務所を開設した。昨年は取引先約20社と、インドネシアなどで、イスラム教の戒律に従ったサービスを提供する「ハラル」ビジネスを視察した。

 今回のツアーも、福岡銀シンガポール事務所を通じて、インドネシアの関係者を招待した。

 ふくおかFG傘下の熊本銀行の野村俊巳常務は「より多くのイスラム教徒に、安心して九州に来てもらうきっかけになればと思う。ツアー中に感じた熊本の魅力を、帰国後にPRしてほしい」と語った。