産経ニュース

「灯籠アート」にかける青春 大阪の高校生、11月にコンテスト

地方 地方

記事詳細

更新


「灯籠アート」にかける青春 大阪の高校生、11月にコンテスト

 高校生たちが、中に火をともした灯籠カップを思い思いにデザインし、さまざまな形をしたアートを演出する「TOUROUアート甲子園」が11月28日、初めて京阪御殿山駅(大阪府枚方市)そばの3寺社で開かれる。市内にある3府立高校の美術部員が3寺社の境内で、アートを競い合う。主催者は、ゆくゆくは府内外の多くの高校生に参加してもらい、高校野球の甲子園のように全国大会にしたいと意気込んでいる。(桧垣義宣)

 イベントは同駅前の商店でつくる「御殿山渚商店会」が主催。地元の市立御殿山生涯学習美術センターが協力した。同商店会は、ピーク時に約60店舗の会員が加入していたが、平成23年ごろには20店舗を切るまでに落ち込んだ。24年から活性化を図ろうと、イベント開催時に美術センターや地元の寺社で灯籠のライトアップに取り組み、現在の会員は50店舗近くまで増えている。

 今回のイベントは、高校生らの灯籠アートでさらに活性化を図ろうと企画。今年5月に「アート甲子園」委員会を立ち上げ準備を進めた。3寺社はいずれも駅近辺にあり、枚方なぎさ高校が西雲寺(渚元町)で、牧野高校が御殿山神社(渚本町)で、香里丘高校が白雲寺(同)でチャレンジする。

 3寺社はそれぞれ境内の地形や建築物、庭園などが異なり、各校の美術部員は約200本の灯籠そのものをデザインするとともに、その明かりで独自な発想によるアート作品を制作する。

 当日は午後4時半から8時まで3寺社をライトアップ。各校が工夫を凝らしたアート作品が浮かび上がる。来場者による人気投票で優秀校を選び、カップを贈呈する。

 「アート甲子園」委員長で、オートバイ販売店を経営する中田耕司さん(52)は「高校生のアートでまちの品格を高めたい」と話している。問い合わせは、中田さん(電)090・8986・2529。