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自殺予防へ絵本作家が読み聞かせ 高松・前田小

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自殺予防へ絵本作家が読み聞かせ 高松・前田小

 子供の自殺予防に向け活動している絵本作家の夢ら丘実果(むらおかみか)さんと吉澤誠さん=ともに東京=が28日、高松市前田東町の市立前田小学校を訪れ、絵本の読み聞かせ授業を行った。2人の共著「カーくんと森のなかまたち」を教材に、全校生約230人に「命の大切さ」などを語りかけた。

 絵本は、鳥の学校に通うホシガラスのカー君が主人公。カー君は他の鳥たちと自分を比べ、自分の姿や声が嫌いで、「ぼくなんか、いなくてもいいみたい」と絶望していたが、シマフクロウのホー先生や仲間の鳥たちに励まされ、元気を取り戻していく-というストーリー。

 前田小の授業では、吉澤さんがアニメのキャラクターに例えて、うつ病の症状をわかりやすく説明。その後、夢ら丘さんが絵本を朗読し、児童らに「つらい気持ちになったときは親や先生に話してほしいし、友達がつらそうにしていたら話を聞いてあげてほしい。助け合って生きていこう」と訴えた。

 同小5年の川田彪翔(ひょうた)君(10)は「落ち込んでいる友達がいたら話を聞いてあげたいし、つらいことがあったらカー君みたいに先生やお母さんに相談したい」と話した。

 同授業は子供の自殺予防や心の健康づくりを目的に県が平成25年から行っており、今年は28、29の両日で小、中学校計6校を対象に実施する予定。