おおたBITOロゴ問題 ワークショップ参加者の7割が「公募し直しを」

 ■一般市民の意見聞き判断へ

 佐野研二郎氏が手掛けた公共施設「おおたBITO 太田市美術館・図書館」のロゴについて太田市は8日、ワークショップ参加市民約70人の意見聴取を締め切り、その7割近くが「佐野氏のデザインをやめ公募し直すべきだ」と回答した。市側は「使用続行」方針を示していたが、市民の反発の声が殺到したことから改めて広く市民の意見を聞くことに変更、前段としてワークショップ参加者の声を聞いていた。

 清水聖義市長は当初、「見ただけで別物と分かる」と類似性を否定、「そのまま使用する」としていた。ところが五輪エンブレムが撤回されて以降、「使用を中止すべきだ」などとの電話やメールが200件以上寄せられた。このため「市側だけで判断せずに市民に意見を聞きたい」と急遽(きゅうきょ)方針を変更、20日から広報紙に告知し意見を募ることに。ワークショップ参加者の意見聴取は、5日から実施していた。

 ワークショップ参加者への聴取は(1)佐野氏のロゴを採用(2)佐野氏のロゴをやめ一般公募(3)その他-のいずれかを選んでもらう方式。締め切り日の8日までに回答のあった44人のうち(1)は7人、(2)が30人、(3)は7人だった。(2)を支持した意見の大半は「市のイメージダウンになる」だった。

 市では20日付の広報おおたで、一般市民からも意見を募集する告知記事を掲載する予定。方法はメールか郵便で、今月末まで受け付け、10月上旬にはロゴの使用の是非を最終判断する。

 これまでの市民の反発、前段とはいえ市政への関心が高いワークショップ参加者の7割近くが「中止→仕切り直し」に傾いたことでロゴをめぐる形勢は大きく舵を切ったといえそうだ。

 ロゴの酷似が指摘されているのは、米デザイナーの作品。英語の「dot」を円と直線を組み合わせて表現、同市の「BITO」も同様の組み合わせとなっている。

 東武太田駅北口に建設中の「おおたBITO」は今年7月に着工、来年10月の開館を目指している。

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