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どこから来たのか? マミズクラゲ、洲本の農業用ため池に大量発生 兵庫

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どこから来たのか? マミズクラゲ、洲本の農業用ため池に大量発生 兵庫

直径1~2センチで淡水に生息するマミズクラゲ

 洲本市五色町上堺の農業用ため池「松林池」で、淡水に生息する「マミズクラゲ」が大量に発生していることが26日、分かった。池などに突然現れて翌年は見つからないなど、生態がナゾに包まれている珍しいクラゲで、関係者はどこから来たのか首をかしげている。

 近くに住む農業の原浩一さん(62)が22日朝に松林池に行ったところ、水面にクラゲらしきものを発見し、獣医師で生物に詳しい山崎博道さん(71)に届けた。以前、マミズクラゲを見たことがある山崎さんが確認。クラゲは直径1~2センチで、白っぽい半透明の体に触手もある。山崎さんによると、最近の淡路島では平成19、22年の夏に洲本市で見つかった記録があり、数週間でいなくなったという。

 原さんは「長く池を見ているが初めて見た。クラゲとは思ったが、友人に話したら『クラゲは海にいるもんや』と笑われた。夜にライトで照らすと、2メートル四方に50匹くらいはいた」と話す。日中は水中の深いところにいるという。

 面積約5千平方メートルの松林池は湧き水があるが、流れ込む川などはない。このため、クラゲがどこから来たかはナゾ。神戸市立須磨海浜水族園でクラゲなどを担当する奥村亮太さんは「マミズクラゲの生態はよく分かっていませんが、成体になる前のポリプなどは見つけにくいので、もともと池にいたのかもしれません。水温差で稚クラゲが出ることが多いので、夏の高温が影響した可能性もあります」としている。