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与謝野クラフトビール醸造事業 ホップ初収穫「世界一に育てたい」 京都

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与謝野クラフトビール醸造事業 ホップ初収穫「世界一に育てたい」 京都

 与謝野町が進める「与謝野クラフトビール醸造事業」で、ビールの製造に使うホップの初収穫が同町内の「ホップ試験栽培圃場(ほじょう)」(約1300平方メートル)で行われた。同町は「世界一のホップを目指す」と意気込んでいる。

 クラフトビールとは、小規模の独立した醸造所で造られるビールのこと。国内のホップ農家が大手ビール会社と契約していることから、これまでは国内の小規模ビール醸造所は国産のホップを入手することが困難とされ、海外からの輸入に頼ってきた。与謝野町ではそこに着目、これらの小規模ビール醸造所にホップを提供することを計画している。

 ホップは4月下旬に試験栽培を始めた29種のうち5種が順調に生育し、6日に行われた収穫セレモニーでは山添藤真町長らがホップを摘み取った。

 同町の委託を受けてホップを生産しているのは、農業生産法人1社と農家1軒でつくる「京都与謝野ホップ生産者組合」。今年1月、日本ビアジャーナリスト協会会長の藤原ヒロユキさんを「クラフトビール醸造事業アドバイザー」に迎え、ホップの栽培を進めてきた。

 今後、国内の醸造所数社と試験的にビールを造り、10月に東京都などで開かれるビールの祭典「フレッシュ・ホップ・フェスト2015」で同町産ホップを使ったビールを披露したいとしている。

 山添町長は「試験栽培に成功したことから、安心・安全な国産ホップによる本当の意味での『地ビール』製造が可能になった。この土地でしか生産できない世界一のホップに育てたい」と話している。