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2人乗り移動機器で行楽満喫 つくばの企業が「モビリス」開発 茨城

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2人乗り移動機器で行楽満喫 つくばの企業が「モビリス」開発 茨城

 つくば市のベンチャー企業「Doog(ドーグ)」が、人力車をイメージした2人乗りの移動機器「モビリス」を開発した。動物園やテーマパークなどの行楽施設での利用を想定しており、平成29年までの実用化を目指している。

 歩く速度や体力の違いなどを解消し、さまざまな世代に同じペースで行楽を満喫してもらう-。モビリスはそんな狙いで開発された。障害者と介助者が並んで座り、会話を楽しみながら施設を散策することも可能になる。

 電動車椅子の原理を用いたこの移動機器の大きさは全長1・1メートル、高さ1メートル。最高時速は4キロで、走行距離は1回の充電で25キロ程度だという。

 車体にはセンサーや制御装置も備えられ、設定した人物を追ったり、地面に敷いたライン状の反射材に沿って走行したりすることもできる。安全面にも配慮し、センサーが人物や障害物を検知すると車体が停止する仕組みになっている。

 取り付けられたタブレット端末を使って施設案内する使い道もある。

 Doogは9日、日立市宮田町のかみね動物園で試作機を報道陣に公開し、走行に関する検証を行った。Doogの大島章代表(30)は「坂道の上り下りや多少の段差での走行性能に問題はなかった」と強調。実用化に向け手応えを感じているようだ。今後は9月までに試作機を数台製造し、県の協力を得て県内の施設でさらに検証を進めたい考えだ。(海老原由紀)