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俳句「九条守れ」月報掲載拒否、作者がさいたま市提訴

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俳句「九条守れ」月報掲載拒否、作者がさいたま市提訴

 さいたま市大宮区の三橋公民館が、憲法9条について詠んだ俳句の月報への掲載を拒否したのは、憲法が保障する表現の自由などの侵害に当たるとして、作者の女性(74)=同区=が25日、市を相手取り、俳句の月報への掲載と200万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こした。

 訴状によると、女性は同館で活動する俳句会に参加し、月報「公民館だより」に毎号、会が選んだ俳句1句が掲載されていた。会が平成26年6月、月報7月号用に「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」との句を提出したところ、「『九条守れ』のフレーズが公民館の考え方だと誤解される可能性がある」などの理由で掲載を拒否されたという。

 女性は提訴後の会見で、「公民館が句の中身にまで立ち入るのは許せない」と訴えた。市教育委員会の稲葉康久教育長は「訴状の内容を見てから対応していきたい」とコメントした。