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福岡銀と西日本シティ銀、クルーズ客めぐり博多埠頭バトル

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福岡銀と西日本シティ銀、クルーズ客めぐり博多埠頭バトル

福岡銀行と西日本シティ銀行が自動外貨両替機を設置する中央ふ頭クルーズセンター=福岡市博多区

 クルーズ船による外国人観光客の増加に伴い、福岡に本店を置く銀行のサービス競争が激化している。西日本シティ銀行と福岡銀行は19日、博多港の中央ふ頭クルーズセンター(福岡市博多区)に、外貨を円にする自動両替機を新設すると相次いで発表した。両銀行は両替機の台数や取り扱い通貨数、他施設での設置箇所などで差別化を図り、利便性をアピールする。

 「国を挙げて外国人観光客増への取り組みを進めているところ。金融機関としても地元商業施設の売り上げ増につながるような支援をしていきたい」

 福岡銀行の柴戸隆成頭取は、同日の記者会見でこう語った。同行は、今月28日午前9時、クルーズセンターで自動外貨両替機2台の運用を開始する。午後9時までドルや中国元、韓国ウォンなど13通貨が円に両替できる。

 さらに7月1日に、既存の天神町支店内の外貨両替ショップを、福岡三越のライオン広場にある福岡市観光案内所横に移転する。有人窓口2つと両替機1台を設置する。これにより両替可能時間が、午後5時までから午後9時までに延び、年中無休となる。こちらでは扱う外貨も16通貨に増やす。

 西日本シティ銀行も負けてはいない。クルーズセンターに、12通貨を扱う両替機1台(午前9時~午後9時)を設置し、7月2日から稼働する。

 同行は、外国人観光客が多い太宰府支店(福岡県太宰府市)内に、昨年9月から自動外貨両替機を設置している。今年9月に両替機を支店外に移設し、休日を含めて営業時間を延長する。また、商業施設キャナルシティ博多(福岡市博多区)内にも近く自動外貨両替機を設置する。

 福岡市によると、博多港のクルーズ船寄港数は昨年は115隻だったが、今年は2倍以上となる250隻に増加する見通し。これに伴い両銀行は、外国人が多数訪問する観光地などを調べ、自動外貨両替機の設置カ所を順次増やしていくという。(津田大資)