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「松代エヴァの町化計画」発足 多彩イベントでまちおこし 長野

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「松代エヴァの町化計画」発足 多彩イベントでまちおこし 長野

 長野市松代地区で、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をまちおこしにつなげる取り組みが始まった。同地区がアニメの舞台の一つであることから、20~30代でつくる「松代若者会議」を中心に同地区の関係者らが協議を重ね、「松代エヴァンゲリオンの町化計画プロジェクト」を立ち上げた。今後、アニメと松代を結び付けたイベントを企画、同市や長野商工会議所などとも連携して観光誘客や地区活性化につなげていく。

 エヴァンゲリオンは平成7~8年にテレビ放映された後、劇場版が相次いで制作され、24年公開の最新劇場版は観客動員数382万人、興行収入52億円に上った。巨大な人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットになった少年少女と謎の敵「使徒」との戦いを描いたストーリーで、幅広い世代に人気がある。

 作品の中で、松代は「エヴァンゲリオン参号機」の起動実験をした地区として登場するほか、主人公らの会話にも松代という地名が出てくるなど、作品と関係が深い場所として知られる。

 プロジェクトでは第1弾として、7月4日から8月30日まで同市の水野美術館で開催される「エヴァンゲリオン展」の前売り券を、松代限定のプレミアムとしてポストカードを付け、6月20日~7月3日の間、500枚(価格は1枚800円)限定で販売する。

 また、7月4日には同市松代の古民家を改装した簡易宿泊施設「松代ゲストハウス布袋屋」で飲食しながら交流するイベント「星空Bar」を開催。「エヴァンゲリオン展」のチケットの半券を提示すると割引サービスが受けられるようにする。このほか、市指定有形文化財「寺町商家(旧金箱家住宅)」で、エヴァンゲリオンにちなんだ地元産食材を使った特別ランチメニューを提供することなども企画中だ。

 今後の構想では、松代大本営、皆神山といった地区内の観光名所をエヴァンゲリオンと関連づけて回るスタンプラリーや、エヴァンゲリオンでまちおこしを行っている神奈川県箱根町をはじめ関係自治体とも連携して、さまざまなイベントを企画、実施していく。

 17日に寺町商家で行われた記者会見で、同プロジェクトの斉藤洋一代表は「エヴァンゲリオンをきっかけに、多くの人に松代を訪れてほしい。みんなで協力しながら活気のある地区にしていきたい」と意気込みを語った。