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SMSで保育情報、緊急連絡など保護者の携帯に配信 千葉市が実証実験

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SMSで保育情報、緊急連絡など保護者の携帯に配信 千葉市が実証実験

 千葉市は今月から、児童らの発熱・急病などの緊急連絡や保育所の空き状況といった情報を携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)で市民に配信するサービスの実証実験を始めた。市によると、自治体がSMSを使用して住民に情報提供を行うのは、全国でも珍しい取り組みだという。

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 SMSは携帯電話の番号を使用してメールのように短いメッセージのやりとりをするサービスで、「ショートメール」などと呼ばれてきた。

 市は5日から、市内8カ所の保育所に子供が入所している子育て世代の希望者に対し、児童の発熱などの緊急連絡で電話が繋がらなかった場合にSMSを使ってメッセージを残す試みを始めた。11日現在で、すでに1件配信しているという。

 実証実験ではこのほかにも、最新の各保育所の空き情報や、従来は通知していなかった保育所審査に落ちた世帯への連絡にSMSを使用し、迅速な情報提供を行う。

 子育て世代は、携帯電話を頻繁に利用する人が多いことから、実証実験の対象となった。市は対象者が勤務中で電話に出られなかった場合でも、メッセージを確認することはできるケースが多いと想定している。メッセージは事業者のサービスを使用して送り、返信はできないという。

 市は実証実験の事業費として平成27年度の予算で150万円を計上。実証実験は7月末までで、費用に見合う効果が確認された場合には、保育関連だけでなく他の分野にも対象を広げていくことを検討している。

 熊谷俊人市長は「行政はこれまで郵送や固定電話で市民と情報のやりとりをしてきたが、市民のライフスタイルは変化しており、SMSの使用で市民サービスの向上を目指したい」としている。