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幕張メッセで「五輪」フェンシングなど3競技、森田・千葉知事「本当にうれしい」

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幕張メッセで「五輪」フェンシングなど3競技、森田・千葉知事「本当にうれしい」

 幕張メッセ(千葉市美浜区)が、2020年東京五輪・パラリンピックのフェンシング、テコンドー、レスリングの3競技の会場に決定して一夜明けた9日、地元からは「地域経済の活性化に期待したい」といった歓迎の声が上がった。森田健作知事は「次世代の子供たちに素晴らしい五輪を見せたい」と述べ、今後は財政面でも大会組織委員会に協力し、メッセの改修などを進める考えを改めて示した。

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 「本当にうれしい。県民に生の五輪競技を見てもらおうと『チーム千葉』一丸で取り組んだ結果だ」。森田知事は9日、県庁で報道陣に笑顔で語った。

 3競技は当初、東京ビッグサイト(東京都江東区)での開催が予定されていたが、メディアの拠点スペースを確保するために会場変更が必要となり、大会組織委員会の森喜朗会長が4月、森田知事に協力を打診した。県内では3競技のほか、セーリングも千葉市美浜区が候補地の一つに挙げられていたが、神奈川県藤沢市の江の島での開催が決まった。

 森田知事は今後、五輪の成功のために県も財政負担に応じていく考えを示した上で、「メッセも老朽化が進んでいる。これを機に空調などを含めて改修し、五輪後もしっかりと使用していきたい」と話した。

 また、千葉市の熊谷俊人市長も「五輪の前や期間中だけでなく、開催後も遺産として残る環境を整えていきたい」と話した。

 地域経済の活性化にも期待が集まっている。ちばぎん総合研究所は昨年1月、東京五輪開催に伴う県内への経済波及効果は201億円に上ると試算。県内開催が決定したことで、同研究所の担当者は「経済波及効果はさらに上積みされる可能性がある」としている。

 また、メッセでの開催について同担当者は「新たに建設する負担もなく、国際的なPRにもなって(メッセの)ブランド力が上がる。幕張地区には商業施設も多数あり、多くの外国人観光客の利用が期待できる」とした上で、「今後は、県内に来た外国人観光客らを、どのようにして南房総地域の観光地などに誘導するかを考えていく必要がある」と課題を指摘した。

 県商工会議所連合会の石井俊昭会長は「この機会を最大限に活用し、県の自然や観光施設などの地域資源を世界中に発信し、県内経済の発展に結びつけたい」とのコメントを発表した。