産経ニュース

京都府北部の海水浴場で水質調査 6月下旬までに結果公表

地方 地方

記事詳細

更新


京都府北部の海水浴場で水質調査 6月下旬までに結果公表

 夏のシーズンに観光客らに安心して海水浴を楽しんでもらおうと、府は21日、府北部3市1町の23海水浴場(24カ所)で水質と放射性物質の調査を実施した。府から委託を受けた調査機関の職員らが海の中に入って海水の透明度を調査したり、検査のための水を採ったりした。海開きに合わせるために毎年この時期に実施。COD(化学的酸素要求量)、ふん便性大腸菌群数、放射性物質などの調査結果は6月下旬ごろまでに判明し、海水浴場ごとに水質AA~Cまでの4段階で公表される。

 府の「遊泳者及びプレジャーボートの事故の防止等に関する条例」の制定に伴い、海水浴場が届け出制となった影響で、調査地点が昨年までの18カ所から24カ所に増加。調査班も4班から5班に増やして、一斉に調査を行った。

 舞鶴市西神崎の神崎海水浴場では午前9時から、京都微生物研究所(京都市)の酒井正樹・環境業務課長ら2人が調査。府中丹東保健所の山本隆弘副室長らが見守った。

 この日は強風のため波が普段より高く、調査するには少し厳しい条件だったが、酒井課長らは深さ1・2メートルほどの海中に入り、白い板を海中に沈めて透明度を調査。続いて、検査のための海水を採取してpHを計測したり、海岸の砂を触って油膜の有無を調べたりした。

 その結果、透明度に問題はなく、油膜も確認されなかった。またpHは7・9でほぼ中性だった。

 酒井課長らはこの後、野原海水浴場など舞鶴市内の3カ所で調査。他の班が京丹後市15カ所、宮津市3カ所、伊根町2カ所の海水浴場を調査した。

 山本副室長は「神崎の海は一見したところ例年通りに美しく、問題がないように見える。採取した水は専門機関で十分に調査し、みなさんに安心してもらえるよう結果を公表したい」と話していた。

 昨年の調査では、天橋立(宮津市)など3カ所がAA、他の15カ所はAとなり、いずれも海水浴に適していると判断された。