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福井市中心部、電飾点灯やタカでムクドリ対策

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福井市中心部、電飾点灯やタカでムクドリ対策

 野鳥による糞や騒音の被害が問題となっている福井市中心部の大名町交差点付近の街路樹でイルミネーション(電飾)が点灯した。ムクドリの大群が集まる時期を迎え、県が被害対策として追い払う効果を検証するために電飾を取り付けたもので、19日にムクドリの数を調査する予定だ。20日にはタカによる追い払いを開始。今秋までに毎週1回程度、追い払いを続ける。

 大名町交差点付近の街路樹で住民から鳥害による苦情が出ているため、県が昨年12月に専門家を交えた検討会を設置。効果的な被害対策方法を検討し、具体策を実行に移している。

 電飾による追い払いは、福井銀行本店東側の街路樹(ケヤキ)3本にそれぞれ赤、青、黄の色別に各約2千個のLED(発光ダイオード)の電球を取り付けた。14日から毎日、日没前から明け方まで点灯。ムクドリのなどの追い払いを続けている。19日にはムクドリの数を調べ、効果を調査する予定で、色別による効果も見る。通行人の女性は「電飾は年の暮れだけかと思ったが…。鳥害対策になれば」と期待していた。

 さらに、県はタカによる追い払いを20日午後6時ごろから大名町交差点から北方へ約300メートル、西方へ約500メートルの範囲の街路樹計74本で行う予定だ。石川県小松市の鷹匠に依頼。タカを繰り返し飛び回らせて、ムクドリに危険な場所と認識させるのが狙い。秋ごろまで実施し、効果を見る。

 県は1月から鳥が木にとまりにくくするためテグス(釣り糸)をユリノキ6本に試験的に設置している。

 県道路建設課の担当者は「ムクドリが集まり始める今ごろが効果的なので、頻繁に対策を行い、効果を検証する。7月に開く検討会で、追い払いの状況を報告。専門家からの意見を聞き、対策を続けるかどうか判断する」としている。