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都留文大に学生ユニオン アルバイトの問題を企業と交渉

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都留文大に学生ユニオン アルバイトの問題を企業と交渉

 「深夜割り増し分が支払われない」「売れ残ると、買い取らされる」など、学生がアルバイト先で抱える問題を労働組織として企業側と交渉し、解決するため、都留文科大(都留市)の学生が学生ユニオンを結成した。姉妹組織の首都圏青年ユニオン(東京都豊島区)は、「大学にユニオン拠点を置くことで、いわゆるブラックバイトをなくす世論形成につながる」としている。

 首都圏青年ユニオンの神部紅(じんぶあかい)委員長によると、これまでに都留文大の学生から富士河口湖町のアルバイト先で起こった賃金未払い問題や、都留市内の食堂でアルバイトをしていた学生からは最低賃金が守られていないなどの問題で相談があったという。

 同大の学生ユニオン共同代表の一人、藤川里恵さん(22)はアルバイト先のスーパーで、賃金計算が1分単位でなく15分単位で計算されたり、クリスマスケーキや「恵方巻き」などの買い取りで強要が常態化したりしたことで、学内にユニオンを学生4人で結成。首都圏青年ユニオンとの連名で近くスーパー側と交渉するという。

 藤川さんは「労組というと敷居が高いと感じる学生が多い。しかし、身近で労働環境を相談できる活動が必要になった」と話し、自身の経験を例にユニオン結成の経緯を説明する。神部委員長は「県内の大学では初の学生ユニオンとなり、全国でも例がない」と話している。