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「ヤード条例」全国で初施行へ 盗難車解体「壊滅に全力」 千葉

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「ヤード条例」全国で初施行へ 盗難車解体「壊滅に全力」 千葉

 全国最多のヤードが確認されている本県で、「ヤード条例」が4月1日、全国で初めて施行される。県警組織犯罪対策課は同条例でのヤードの可視化、不法行為の抑制の効果を期待し、「皆さまからの情報を頼りに、不法ヤード壊滅のため努力していく」としている。

 ヤードは自動車の解体や保管をする施設で、一部では盗難車を扱ったり、違法薬物の取引の場に使われたりして、犯罪の温床となっていることが指摘されている。廃油の流出などにより、周辺地域への悪影響が生じているヤードもあるという。

 条例ではヤードで自動車の解体などを行う場合、概要などを届け出ることや、自動車や部品の取引の記録を作成することを定めている。新規設置にも事前届け出が必要となる。規定に従わない業者に是正命令を出すことができることに加え、命令に違反した場合の罰則もあり、施行により実態把握が進むと期待されている。

 警察庁のまとめによると、ヤードは全国で約2100カ所ある。同課によると、県内には全国で最多の約520カ所が確認されているが、そのうち、犯罪に関連するような不法ヤードがどの程度あるかは不明としている。

 首都圏に通じる高速道路があること、港に近いこと、地代が安いことなどが本県に多い理由として考えられており、特に佐倉市や四街道市などの印旛地域には多く確認されている。昨年は窃盗や盗品保管などの疑いで、県内では40事件、50人が不法ヤード関連事案として摘発されている。