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ピーチは“空飛ぶコナモンの広報マン” 機内食で3種提供、協会が“お墨付き”

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ピーチは“空飛ぶコナモンの広報マン” 機内食で3種提供、協会が“お墨付き”

 関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションは26日、運航開始3年を迎える3月1日から有料機内食をリニューアルし、「たこ昌の明石焼き」を加えると発表した。機内で食べやすいようだし汁を工夫するなど業者が開発に半年かけた。発表に合わせ、ほかに2種類の粉物がある機内食は日本コナモン協会(大阪市)から、粉物を普及させる店として初認定された。

 ピーチは平成24年3月1日、国内線2路線で運航を開始。格安の航空運賃が受け路線を増やし、国内線10路線、国際線7路線まで拡大している。機内食は「PEACH DELI(ピーチ・デリ)」という名称で当初から有料にしているが、25年9月にお好み焼き、昨年6月にたこ焼きを登場させていた。

 今回の新メニューは「関西の粉もんグルメ3種食べつくし」がテーマで、新たに登場する「たこ昌の明石焼き」は5個入り700円。ピーチ側が、これまでたこ焼きを提供してきた「元祖たこ昌」(大阪市中央区)に相談。昨年夏から約6カ月かけて開発した。

 卵を使ったまろやかな味で、だし汁につけて味わうのが特徴だが、元祖たこ昌営業本部特販部の小林洋部長代理は「機内でだし汁がこぼれないよう、汁には加工でんぷんなどで粘度を加えた」と説明。気圧が変わる上空で食べるために「味覚の変化も念頭に置き、濃いめの味にした」と話す。

 また、15分程度の調理で加熱が完了するよう、実際に機内で調理実験。だしの量や、使用する紙皿なども試行錯誤を重ねたという。

 機内食に明石焼きが加わることで、たこ焼き(7個入り、700円)、お好み焼きの「千房の鹿児島黒豚モダン焼き」(800円)と合わせ、関西の代表的な粉物3種類がメニューになる。いずれも那覇発着の一部を除く路線で提供。ピーチは「関西の粉もんグルメを楽しんでほしい」と意気込む。

 一方、粉物文化の発展、普及を目指す任意団体、日本コナモン協会は27日、ピーチの機内食を、「粉物文化のカギはだし」として、大阪の粉物の発展と普及に努めている店などを対象とした「だしツッコミ!粉モン店」に初めて認定した。

 今年の道頓堀川掘削400年に合わせ、新たに設けた認定制度。熊谷真菜会長の代理として同協会の水野裕隆ソース部部長がこの日、ピーチの客室乗務員に認定証を手渡し、「粉モン文化を関空から世界に広めてほしい」と期待した。