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通学路などに防犯カメラ1000台設置 伊丹市

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通学路などに防犯カメラ1000台設置 伊丹市

 児童を対象にした犯罪の抑止効果や自然災害への素早い対応などのため、伊丹市は市内全域に計千台の防犯カメラを設置することを12日、明らかにした。2~3年かけ、市内全17小学校区の通学路などにそれぞれ約50台を設置し、主要駅前や河川などにも計150台設置する。地方自治体が設置するカメラ台数としては全国最大規模という。

 市は、2月市議会に提出する平成26年度補正予算案に防犯カメラ設置費用として6400万円を計上する。

 27年度中にまず市内3小学校の通学路に50台ずつ計150台と、主要駅前などに50台の計200台を設置する。

 市では、これまで地域住民らが児童の通学時間帯の見守り活動を実施してきたほか、25年度からは市が防犯カメラ設置支援補助事業を実施。地域の自治会などに計19台の設置補助を行ってきた。しかし、道路や駅前には防犯カメラはない状態が続いていた。

 ところが、昨年9月の神戸市長田区の小1女児殺害事件をはじめ、子供が被害にあう事件が相次いだ。また、昨年9月には豪雨で阪急伊丹駅前が冠水する被害もあった。

 このため、市は防犯カメラの設置を目指し、昨年12月から、地域住民らと懇話会を開催し、市民からは犯罪の抑止効果を期待する声も寄せられたが、一方で、設置ルールや映像の保存期間についての不安の声もあったという。

 これを受けて、市はカメラの取り扱いに関して条例化することを決めており、内容について、さらに検討をしている。

 同市の藤原保幸市長は「行政の責任で防犯カメラを設置し、市民の安全と安心を見守り、体感治安を良くしたい。犯罪が大きく減少することを期待したい」と話した。