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「軍師官兵衛」の経済効果240億円 兵庫県立大政策科学研

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「軍師官兵衛」の経済効果240億円 兵庫県立大政策科学研

連日大勢の観光客が訪れた大河ドラマ館=姫路市

 県立大政策科学研究所は6日、昨年放送された播州ゆかりの戦国大名、黒田官兵衛を主人公にしたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が県内にもたらした1年間の経済効果は、推計で約240億円と発表した。兵庫を舞台とした平成24年の大河ドラマ「平清盛」による経済効果の約190億円を大きく上回った。

 経済効果は、「大河ドラマ館」前で5月と11月に実施したアンケートや、県内の観光客数の調査結果などから推計。ドラマ館には約61万人が、姫路城内の「官兵衛の歴史館」には約90万人が訪れ、合計で「平清盛」の関連施設の約3倍の入場者数となった。

 経済効果額の内訳は、県内を訪れた人の飲食や土産物の購入などに伴う直接効果が約155億円、その他の産業への波及効果が約83億円で、約2800人の雇用も生んだとしている。また、1泊以上の宿泊者の割合は約35%で、1人あたりの推計消費額は約5万7千円。日帰り客も約9500円を消費したとみられるという。

 同研究所は「ドラマは播州地域と黒田家とのかかわりを再認識させ、魅力ある観光資源として多くの関心を集めることに成功した」と分析。ドラマ誘致の旗振り役を務めた石見利勝・姫路市長は「官兵衛の効果で姫路の地名度が上がった。われわれが故郷に誇りをもてるきっかけになった」とコメントした。