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「新潟和食」4種のメニュー開発 郷土の味で観光客誘致

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「新潟和食」4種のメニュー開発 郷土の味で観光客誘致

 県は、今年度から国内外からの観光客誘致に向けて、県産食材を生かした日本料理「新潟和食」の開発を進めており、県内の調理・観光関係団体が考案したメニューが発表された。各地の「のっぺ」の食べ比べや、特産のタイで糸魚川市の歴史を表現するなど4種類。県は3月の北陸新幹線の延伸開業を見据え「各成果を旅行商品に組み込むことを目指したい」と期待している。

 「新潟和食」の開発コンセプトは、県産の新鮮な食材を生かした料理や新潟の歴史・文化を感じさせることなどとなっている。これを受けて、4団体が田上町の湯田上温泉ホテル小柳で成果を発表し、観光関係者ら約40人が試食した。

 県旅館ホテル生活衛生同業組合は「地域や家庭で違うのっぺの魅力を伝え後世に残したい」として約100軒の参加を得て伝承プロジェクト「こんさいの玉手箱」を推進している。今回は上・中・下越ののっぺを味比べできる小鉢セットを提供。3種ともサトイモが主原料だが、かたくり粉のよるとろみ、だしの種類、温・冷などで味わいが異なる。

 県料理生活衛生同業組合は、美食家で知られる北大路魯山人が糸魚川市出身の詩人、相馬御風(ぎょふう)に振る舞った鯛料理を参考に、揚げ物や焼き魚などで「魯山人の物語を感じられる和食に仕上げた」(同組合の青木孝夫理事)などとする「祝いご膳」2種類を開発した。

 県すし商生活衛生同業組合は、地魚のすしに焼き物などを組み合わせた会席料理「極みと新潟和食」、県調理師会は、にいがた和牛や南蛮エビなどが主役の「『新潟の味覚』おもてなし四季彩弁当 越の恵み」を提案した。

 試食したJR東日本新潟支社の中沢昭義・観光開発PT担当課長は「観光客誘致に向けたメーンコンテンツの食に磨きがかかっている」と評価した。