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宇宙飛行士・油井亀美也さん、あす故郷で壮行会 長野

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宇宙飛行士・油井亀美也さん、あす故郷で壮行会 長野

 国際宇宙ステーション(ISS)での長期ミッションに向けて、5月に県出身者で初めて宇宙空間に飛び出す宇宙飛行士の油井亀美也さん(44)の出発前の最初で最後となる激励壮行会が10日、油井さんの故郷である川上村の文化センターで開かれる。主催する村と村教育委員会は「油井さんは人口4千人ちょっとの小さな村が生んだ希望の星で誇り。油井さんを激励するだけでなく、村の子供たちに夢と希望を与えるエールをいただければ」と期待に胸を膨らませている。

 油井さんは「川上村で見上げたきれいな星が宇宙に興味を持った一番のベース」と語るなど郷土への深い愛情を抱いており、油井さん本人の希望と村側の熱いラブコールで開催が実現した。

 当日は午後3時に開会し、油井さんと先輩宇宙飛行士の野口聡一さん(49)が出席。油井さんが宇宙出発前のあいさつを行うほか、油井さんの母校の川上第二小学校、川上中学校と川上第一小学校の児童生徒ら、さらに昨年6月に結成した日本宇宙少年団川上分団の団員たちとの交流を行う。油井さんの恩師や同級生らも駆けつけて出発を祝う。また、現在も村に暮らす油井さんの父親ら家族があいさつに立つ。

 油井さんは、野沢北高校時代に一時、佐久市内に下宿した以外は豊かな自然に囲まれた川上村内で過ごし、村での幼少時代が宇宙飛行士を目指す原点となった。川上村文化センターでは、油井さんが宇宙への憧れをつづった卒業文集など成長の足跡をたどる企画展「油井亀美也宇宙飛行士と描く『宇宙の夢プロジェクト』展」を開催中。小学生のときに貯金して買った天体望遠鏡などのほか、日本宇宙フォーラム(東京)から借りた宇宙服やISSの模型なども展示されている。

 村は「壮行会と企画展を通じて、油井さんが目指す宇宙を一緒に見てほしい」と多くの参加を呼びかけている。