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「旭館」復活1周年で名作映画 高倉健さんから“エール” 愛媛

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「旭館」復活1周年で名作映画 高倉健さんから“エール” 愛媛

 ■25日に「幸福の黄色いハンカチ」上映

 昨年12月に国の登録有形文化財に選ばれた劇場「旭館」(愛媛県内子町)は、半世紀ぶりの復活から1周年を記念し、25日に映画「幸福の黄色いハンカチ」(山田洋次監督)の上映会を開く。主演の高倉健さんからは“激励”のメッセージが寄せられ、祝福ムードが高まっている。

 旭館は大正15年建築の木造平屋一部2階建の劇場建築。映画ブームだった昭和30年代には、観客が詰めかけ大入り満員を誇ったが、テレビなどの普及により昭和43年に閉館。昨年6月、建物の保存に向けた時代劇映画を上映し、半世紀ぶりの復活に多くの住民らが詰めかけた。

 復活1周年に向け、旭館を保有する森秀夫さん(67)は、自身が大ファンで住民らのリクエストも多かった高倉健主演の名作「幸福の黄色いハンカチ」の上映を決定。昨年末には健さん宛てに「内子は夕張に似た静かな雰囲気の町です。旭館にお越し頂いて活力となるメッセージを」と便箋16枚に熱い思いをつづった手紙を送った。

 健さんからはすぐに返事が届いた。手紙には「自分に今何ができるか。持ち時間は限られています。映画俳優として、映画を作り続けることと信じます」とつづられていた。

 森さんは、旭館復活を応援する健さんからの“エール”と受け止め、映画の舞台となった北海道夕張市の撮影現場の写真と健さんの出演作品などを紹介するコーナーの設置や、上映に合わせたイベントの準備などに力を注いでいる。