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【西論】輸送もテロ対策…韓国・平昌五輪「教訓」生かし関西も備えよ イベント運営の課題

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【西論】
輸送もテロ対策…韓国・平昌五輪「教訓」生かし関西も備えよ イベント運営の課題

平昌五輪の表彰式でメドベージェワ(左)と並んで笑顔を見せるザギトワ。世界選手権には優勝の大本命として臨む=2月23日、韓国・江陵アイスアリーナ(納冨康撮影) 平昌五輪の表彰式でメドベージェワ(左)と並んで笑顔を見せるザギトワ。世界選手権には優勝の大本命として臨む=2月23日、韓国・江陵アイスアリーナ(納冨康撮影)

 日本勢が過去最多の13個のメダルを獲得した韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪。盛況のうちに閉幕し、パラリンピックにつなげたが、大会運営をめぐってはさまざまな問題も浮上した。2年後に東京五輪を控える日本からみれば、「時差のない隣国で行われた世界的イベント」から出された宿題ともいえる。来年、ラグビー・ワールドカップ(W杯)や20カ国・地域(G20)首脳会議が開催され、2025年の国際博覧会(万博)誘致を目指す大阪にとっても同様だ。平昌で五輪を取材した経験をもとに大阪・関西で生かすべき教訓について、考えてみた。

 ◆寒さと強風

 今回の平昌五輪で浮上した運営上の課題は、「気象」「輸送」「警備」「ボランティア」という4点に集約されるだろう。

 まず表面化したのは厳しい寒さ。雪上競技が行われた山間部の平昌では最低気温が氷点下10度以下まで低下。選手はもちろん観戦する側にとっても過酷な環境で、低体温症とみられる症状で搬送される観客の姿も目についた。

 現地特有の乾いた強風も追い打ちをかけた。ジャンプでは風のため競技がたびたび中断、スキー・アルペンやスノーボードでは日程変更が相次いだ。氷上競技の会場だった海岸部の江陵(カンヌン)でも、強風で仮設テントが破損、看板が吹き飛んで、運営スタッフや観客計16人が軽傷を負った。オリンピックパークの一般入場が規制された。

 こうした「低温・乾燥」の副産物が、警備員などを中心に広がったノロウイルスだ。五輪組織委員会によると、累計で270人以上が感染し、一部の選手にも症状が出た。加えて今回、ジャンプ競技は夜間に行われた。ジャンプ人気が高い欧州のテレビ中継への配慮とされるが、結果的に割を食ったのは、選手や観客だった。

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