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ヒーロー像体現「勇気づけられた」喜びに沸く被災地の地元 羽生結弦選手に国民栄誉賞検討

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ヒーロー像体現「勇気づけられた」喜びに沸く被災地の地元 羽生結弦選手に国民栄誉賞検討

2011年11月、フィギュアGPロシア杯で初優勝し、東日本大震災被災者へのメッセージが書かれた日の丸を手にする羽生結弦選手=モスクワ(共同) 2011年11月、フィギュアGPロシア杯で初優勝し、東日本大震災被災者へのメッセージが書かれた日の丸を手にする羽生結弦選手=モスクワ(共同)

 東日本大震災や度重なるけがなど逆境を乗り越え、平昌五輪で2連覇を果たしたフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(23)。政府が2日、国民栄誉賞授与の方針を固めたことを受け、被災地の地元・東北や恩師らは喜びに沸いた。

 「けがをして、それでも立ち上がる姿に、私たち被災者は勇気づけられた」

 福島県楢葉町の和布(わふ)細工教室代表、高原カネ子さん(69)は、羽生選手についてこう語る。

 平成27年、羽生選手はいわき市の仮設住宅の集会所を訪れ、教室のメンバーたちと触れ合った。「みんな羽生君が大好きで、五輪も集まって泣きながら応援した。本当にうれしい」

 羽生選手が幼い頃に通っていた仙台市のリンクの運営会社代表、加藤松彦さん(54)も「もしかしてと期待はしていたが、本当に受賞するとは」と喜んだ。23年3月の震災時、羽生選手は同リンクで練習しており、スケート靴を履いたまま避難した光景は、まだ記憶に新しい。「本当にすごい」と感嘆した。

 宮城県石巻市でスケート場などを運営する高橋芳昭さん(70)は「練習で転んでも、何度も立ち上がるガッツのある子だった」と、中学生の頃の羽生選手を振り返り、「忙しいとは思うけど、被災地に顔を見せに来て」と熱望した。

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