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【平昌パラ】北朝鮮がパラリンピックへの応援・芸術団派遣を取り止め これ以上は効果なしと判断か

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【平昌パラ】
北朝鮮がパラリンピックへの応援・芸術団派遣を取り止め これ以上は効果なしと判断か

8日、韓国・江陵の選手村で行われた北朝鮮選手団の歓迎式で演奏する北の応援団員ら(AP) 8日、韓国・江陵の選手村で行われた北朝鮮選手団の歓迎式で演奏する北の応援団員ら(AP)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国と北朝鮮は27日、南北軍事境界線がある板門店の北側施設「統一閣」で3月9日に開幕する平昌パラリンピックへの北朝鮮参加をめぐる局長級の実務者協議を開き、北朝鮮の代表団や選手団が3月7日に陸路で訪韓することで合意した。

 ただ、南北が1月に合意していた応援団や芸術団の派遣は共同報道文に盛り込まれなかった。韓国統一省当局者によると、北朝鮮側が「五輪でよくやったことなどを考慮し、送らない」との意思を示したという。

 五輪では「三池淵管弦楽団」が江陵やソウルで公演。文在寅大統領が金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正氏らと観覧するなど、融和ムードの演出に一役買った。一方で、応援団は過去ほどに話題にならず、これ以上の効果は見込めないと判断した可能性がある。

 1月には、北朝鮮が計約150人を送るとしていたが結局、代表団4人と選手団20人の派遣を通知した。

 一方、訪韓していた金正恩氏の側近、金英哲党副委員長ら北朝鮮代表団は27日、韓国の情報機関、国家情報院の徐薫院長や趙明均統一相らと会談。同日、北朝鮮に帰還した。

 金英哲氏は、文氏が非核化に言及した際も特別な反応を示さなかったと伝えられ、大統領府高官には、前提条件を付けずに「米国との対話の扉は開かれている」と述べたという。摩擦は避けつつ、米国を対話に引き出す仲介役として文政権を取り込み続ける思惑があったとみられる。

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