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【平昌五輪】最強の勢いを東京五輪へ 夏の主役に刺激 JOCは実質を把握できているか

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【平昌五輪】
最強の勢いを東京五輪へ 夏の主役に刺激 JOCは実質を把握できているか

帰国報告会で笑顔でポーズをとるフィギュアスケート陣。(前列左から)田中刑事、坂本花織、羽生結弦、宇野昌磨、宮原知子、村元哉中、クリス・リード=27日午前、東京都港区 帰国報告会で笑顔でポーズをとるフィギュアスケート陣。(前列左から)田中刑事、坂本花織、羽生結弦、宇野昌磨、宮原知子、村元哉中、クリス・リード=27日午前、東京都港区

 厳寒の平昌で17日間にわたった熱闘が終わり、スポーツ界の軸足は2020年東京五輪へと移る。この日の会見でも、メダリストの何人かは「東京五輪につなげられれば」と話した。平昌から巻き起こったうねりを、さらに大きくしたい。

 今大会の日本選手団は「複数の金メダルを含む9個以上」の目標を達成し、入賞数43とともに冬季五輪史上最高の成果を残した。「史上最強」の前評判を裏切ることなく、重圧に耐えて結果を残したメダリストらの表情は誇らしげだった。

 体操男子の白井健三(日体大)は26日、「五輪はすごい。絶対に東京に出たい、という気持ちを芽生えさせてくれた」と語った。

 20年を目指すアスリートも、冬の仲間たちからバトンを受け、刺激を受けたはずだ。

 平昌五輪での韓国は、メダル総数で同国史上最多の成果を挙げたが、スピードスケートの女子選手が不用意な発言でバッシングを浴び、観衆の前で土下座する異様な事態に追い込まれた。

 東京五輪では、今大会の何倍もの重圧が日本選手にかかるだろう。外野席の過剰な批判にも耐性を備える必要がある。陸上などの屋外競技は酷暑との戦いもある。心身両面の鍛錬に、残された2年5カ月は決して十分とはいえない。

 JOCは東京で「金メダル数世界3位」を掲げる。30個前後が必要とされ、ハードルは平昌以上に高い。目標達成へ強化策の精査を迫られていることは言うまでもない。

 平昌でのメダル獲得目標を上方修正したJOCは、強化現場の実質を本当に把握できているのか。メダル有望競技・種目への強化費の「選択と集中」を徹底する上で、国のさらなる関与は避けられないだろう。(五輪取材班)

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