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【平昌五輪】転倒に巻き込まれ無念のリタイア マススタートの佐藤

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【平昌五輪】
転倒に巻き込まれ無念のリタイア マススタートの佐藤

スピードスケート女子マススタートの1回戦で、カナダ選手の転倒に巻き込まれる佐藤綾乃(中央)。無念のリタイアとなった=24日、江陵(納冨康撮影) スピードスケート女子マススタートの1回戦で、カナダ選手の転倒に巻き込まれる佐藤綾乃(中央)。無念のリタイアとなった=24日、江陵(納冨康撮影)

 新種目の恐ろしさが21歳を襲った。スピードスケート女子マススタートの1回戦2組。全16周のうち8周目の最終カーブ出口で、2番手につけていた佐藤綾乃は先頭のカナダ選手の転倒に巻き込まれた。フェンスに打ち付けられて左肘を痛めたため、競走を中止。第1組を勝ち上がった高木菜那と決勝での連係を見せることができないまま終わり、「悔しい気持ちと、菜那さんに申し訳ない気持ち」と肩を落とした。

 ゴール着順に加え、4周ごとの上位3選手に順位得点が与えられるマススタート。決勝進出の上位8人に入るには途中経過で一度でも1位に入り5点を取っていれば安泰なため、佐藤は決勝へ余力を残すため、8周目で1位を狙いにいった。

 だが、転倒から起き上がっても痛みが強く「気持ちは行かなきゃと思ったけど、どうしても体が反応してくれなかった」と言葉を振り絞った。

 佐藤と高木菜は今季のワールドカップ(W杯)2戦でコンビを組み、第1戦は佐藤がW杯初優勝、第3戦は高木菜が3位に入っていた。佐藤にとって最近まで五輪は「夢の夢の夢」だったが、団体追い抜きでは高木美帆に続く“第2エース”の役割を任されるなど、今大会で信頼度は増していた。

 悔いが残る終わり方にも「4年後に個人でもメダルが取りたい思いが少しずつ芽生えた」。最後に味わった無念は北京大会で晴らすつもりだ。(大宮健司)

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