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【平昌五輪】極寒五輪で延期や前倒し相次ぐ 広域開催の「東京」では「猛暑と豪雨」課題に

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【平昌五輪】
極寒五輪で延期や前倒し相次ぐ 広域開催の「東京」では「猛暑と豪雨」課題に

 「いつになったら帰れるんだろう。もう笑うしかない」。開会式を数日後に控えた深夜、式典運営を担当するボランティアの男性は、氷点下10度に達する屋外で2時間、同僚たちとともに宿舎行きのバスを待ち続けていた。平昌五輪の大会組織委員会に連絡してからすでに40分。寒さに震える写真を、ボランティアら約8000人が情報交換するSNSサイトにアップし「組織委のみなさん。ボランティア同士が親しくなるきっかけを作ってくれて、ありがとう」と皮肉った。

 大会序盤までに表面化したのは交通の中心となるバス輸送の混乱だった。組織委は開幕後、バス台数の再試算でのべ約1万4000台の不足を明らかにした。

 競技会場が近隣県にも広がる東京五輪では複雑な輸送計画への対応が求められる。現地を視察した大会組織委の武藤敏郎事務総長は「平昌でも当然色々な想定はしていたはずだが、さまざまな問題が生じることが分かった」と警戒する。

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 山間部のスキーやスノーボードの各競技では、強風の影響で延期や前倒しが相次ぎ、一時は会期内での競技終了が危ぶまれた。「極寒と強風」の平昌に対し、東京の課題は「猛暑とゲリラ豪雨、台風」。観客の安全対策に加え「アスリートファースト」の環境をどう構築するかが問われる。

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