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【平昌五輪】スノボ竹内「この4年間は100点満点」4強入り逃すも笑顔

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【平昌五輪】
スノボ竹内「この4年間は100点満点」4強入り逃すも笑顔

女子パラレル大回転準々決勝で滑走する、5位となった竹内智香=平昌(共同) 女子パラレル大回転準々決勝で滑走する、5位となった竹内智香=平昌(共同)

 表彰台の頂点だけを目指した5度目の五輪は準々決勝敗退に終わった。それでも竹内は笑顔で言った。「金メダルを取るのが一番のストーリーだと思うけど、4年間やりきれたという意味では100点満点」。乗り越えてきた苦境の数だけ、表情は充実感にあふれていた。

 今季のワールドカップ(W杯)はパラレル大回転7試合で4度も予選落ちし、表彰台には一度も上がっていない。安定感のある力強いターンが決まらず、「戦う以前の問題」と怒りを自分自身に向けた。

 だが、五輪になって「今季一番の滑り」を見せるあたりがベテランらしい。決勝トーナメント1回戦はスタートに失敗してやや出遅れながらも「最後に抜けるだろう」と冷静だった。前回ソチ五輪パラレル回転覇者のユリア・デュモビッツ(オーストリア)をかわし、僅差で勝った。しかし、準々決勝は序盤の緩斜面のターンで大きく外に膨らみ、巻き返せなかった。

 銀メダルに輝いたソチ五輪からの4年間は苦しみの連続だった。2016年3月のW杯で転倒し、左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。約20年の競技人生で最も大きいけがに引退もささやかれたが、「これは面白くなる」とリハビリに取り組んだ。今季はW杯を転戦中の昨年末からアレルギー症状を悪化させながらも2月に地元・北海道で滑り、五輪で調子を取り戻した。

 14歳のとき、98年長野五輪を見て「私も五輪に出る」と誓い、5度たどり着いた。試合後、報道陣から4年後の北京五輪について問われると、「五輪はできるなら一生出ていたい。それぐらい好きな場所」と語った竹内。夢を追い求める34歳のスノーボード人生には、まだ続きがありそうだ。(岡野祐己)

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